動画教材を多言語で展開したい方に役立つ、AI活用による外国語字幕作成

外国人への現場教育も、AIを活用して効率よく対応

サービス設計そのものを変えるAI活用

「今ある動画教材を多言語対応したい」
「できるだけコストや時間を抑えて実現したい」

 

外国人就労者が増加する中、現場教育の多言語対応ニーズは年々高まっています。

 

これまで一般的な多言語化の方法としては「翻訳会社への依頼」や「字幕の手作業入力」がありましたが、そのため、多くの費用と工数が発生します。また、ミスをチェックするのが難しい問題もあります。
しかし現在は、AIを活用することで、外国語字幕の制作は大きく効率化できる時代になりました。

時間短縮やコスト削減はもちろんですが、AIを活用することによる最大の変化は「多言語展開を前提にサービスを設計できるようになったこと」です。

 

今回は、実際にAI活用による外国語字幕制作を取り入れた教育サービス「SOKOKARA」の事例をもとに、AIを活用した字幕制作の流れをご紹介します。

 

SOKOKARAは、清掃業・サービス業などの現場で働くスタッフを抱える会社様向けに、現場で必要となるモラル・マナーの基礎から、実践的なスキル、クレーム対応といった幅広い分野までオンラインで学べる教材を提供する研修サービスです。

※施設の運用から総務アウトソーシングサービスまで、オフィスに関する様々なサービスを提供するDC株式会社様による、「SOKOKARA」の事例です。masterpeaceがサービスの企画〜開発〜展開まで、包括的にお手伝いさせていただきました。

*SOKOKARA 清掃スタッフコース
https://sokokara.online/cleaning/
*開発/制作事例 AIを活用した動画の多言語対応
https://www.masterpeace.co.jp/works/dc_sokokara_global/

 

外国語字幕制作の手順|AIと人の目で、効率化と同時に品質を担保

AIを活用した外国語字幕作成の流れ(SOKOKARAの事例)

 

ステップ1:まずは日本語版動画を制作

SOKOKARAでは最初に日本人向けの動画が必要だったため、まずは日本語版の動画を作成しました。

 

※本記事ではSOKOKARAの事例をもとに、既存の日本語版の音声からテキストを生成し、多言語版に展開する方法についてご紹介しています

ステップ2:音声を自動で文字起こし

動画編集ソフトの自動文字起こし機能を活用し、音声から日本語テキストを生成します。

 

Filmoraなどの動画編集ソフトには、自動文字起こし機能があり、音声から日本語テキストを自動生成することができます。

 

書き起こし作業は数分で完了します。多少の誤変換は発生しますが、下書きとしては十分な精度です。

ステップ3:ChatGPTで字幕形式に整形+翻訳

生成されたテキストをChatGPTに入力し、

・原文1行
・翻訳1行

の形式で出力します。

 

※プロンプトの例

「あなたは優秀なプロの翻訳者です。上記の文章を一行ずつ英語にすべて翻訳してください。わかりやすいように翻訳した文章と元の日本語の文章を合わせて表示してください」

 

※出力されるイメージ

床のゴミをしっかり取り除きます。
Remove all debris from the floor carefully.

 

このように1行ずつ対応させることで、後からの確認や修正がしやすくなります。

 

さらに、

 

・文章を短く整える
・字幕向けに自然な改行にする
・専門用語を統一する

 

といった調整も同時に行えます。

ステップ4:字幕データとして動画に反映

翻訳データは、表計算ソフトで扱える形式(CSV)で出力します。

 

その後、字幕用データ(SRT形式)へ変換し、動画編集ソフトに読み込むことで、字幕として反映されます。従来のように1行ずつコピー&ペーストする必要はありません。

 

さらに、反映された字幕の位置や改行・表示タイミングなど、細かい調整をします。

ステップ5:最終チェックは人の目で

 

AIで大部分は効率化できますが、最終確認は必ず人が行います。

 

・意味のズレはないか
・誤訳はないか
・表記は統一されているか

 

SOKOKARAの制作でも、この工程を徹底しています。
AIと人が役割分担することで、スピードと品質を両立させています。

AIの活用で教材づくりの可能性が広がる

外国人スタッフ向けの教育動画の制作では、

 

  • ・迅速な多言語対応
    ・継続的な改訂
    ・現場フィードバックの即時反映

が重要です。

 

AIの活用により、外国語字幕制作は特別な工程ではなくなりました。
教育コンテンツの展開スピードと柔軟性は、これからの多様な人材を抱える組織運営において大きな強みになります。

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