クラウド型学習プラットフォーム『ひかりクラウド スマートスタディ』で何ができる?
教育サービス立ち上げ事例からわかるLMS活用のリアル
はじめに
教育サービスを立ち上げたいと考えたとき、「どのようにコンテンツを届けるか」「どのように学習状況を管理するか」は大きな課題となります。特にオンライン化が進む今、効率的かつ継続的に学習を提供できる仕組みづくりは欠かせません。そこでおすすめなのが、LMS(Learning Management System:学習管理システム)の活用です。
LMSとは、教材配信や受講管理、テスト実施、進捗確認などを一元管理できるシステムのことを指します。代表的なサービスには、「ひかりクラウド スマートスタディ」、「learningBOX」、「AirCourse」などがあり、それぞれ特徴や強みが異なります。
本記事では、その中でも「ひかりクラウド スマートスタディ」を例に取り上げ、弊社での活用事例を踏まえながら、教育サービス立ち上げ時にどのようにLMSを活用できるのかを具体的にご紹介します。これから教育事業を始めたい方や、既存研修のオンライン化を検討している方の参考になれば幸いです。
『ひかりクラウド スマートスタディ』とは「NTT東日本が提供するクラウド型の学習プラットフォーム」
『ひかりクラウド スマートスタディ』は、NTT東日本が提供する、オンライン学習コンテンツの配信・受講管理・進捗管理などをシンプルに実現できるクラウド型の学習プラットフォームです。
*『ひかりクラウド スマートスタディ』(NTT東日本)
https://l-cloud.jp/
初期費用5,500円(税込)/契約 + 月額利用料198円(税込)/受講者ID で基本機能を利用することができます。
主な特徴は以下の通りです。
・動画・資料などの学習コンテンツを簡単に配信
・受講者ごとの学習進捗を管理
・テストや理解度チェックの実施
・ID管理による受講者の一元管理
専門的なシステム開発の知識がなくても、「教育サービスを始めるために必要な機能」が最初から揃っているのが大きな魅力です。
活用事例紹介:『ひかりクラウド スマートスタディ』を使うと、ここまでできる
ここでは、『ひかりクラウド スマートスタディ』の活用イメージを具体化するために、実際にこのプラットフォームを使って立ち上げた教育サービス「SOKOKARA」を一例としてご紹介します。
※施設の運用から総務アウトソーシングサービスまで、オフィスに関する様々なサービスを提供するDC株式会社様による、「SOKOKARA」の開発の事例です。masterpeaceがサービスの企画〜開発〜展開まで、包括的にお手伝いさせていただきました。
詳しくはこちらをご覧ください。

*SOKOKARA 清掃スタッフコース
https://sokokara.online/cleaning/
*SOKOKARA サービススタッフコース
https://sokokara.online/service/
SOKOKARAは、清掃業・サービス業などの現場で働くスタッフを抱える会社様向けに、オンラインで実務教育を提供する研修サービスです。
清掃業・サービス業などの現場で働くスタッフを送り出す立場の会社様の中には、スタッフを現場に配属する前に「モラル・マナー、安全、コンプライアンス、リスクマネジメント」を徹底したいが、講師の手配、清掃管理者や清掃スタッフの時間も取れていない、清掃スタッフの意識にバラツキがあり、事故の再発防止、予防措置がなかなか徹底しないといった課題を抱えている方がいらっしゃいます。
「SOKOKARA」はこうした課題を解決すべく、現場で必要となるモラル・マナーの基礎から、実践的なスキル、クレーム対応といった幅広い分野までを約2時間の動画教材で提供。入社時の集合研修での活用、個人のスマホで学習できる個別学習型など、ニーズに合わせた学習スタイルで、簡単に何度でも学んでいただけるサービスです。
SOKOKARAは『ひかりクラウド スマートスタディ』の標準機能を組み合わせることで、
・受講スタイルの異なる複数プラン
・現場事情に合わせた運用設計
・教育の可視化・標準化
を実現しています。
■受講スタイルに合わせた2つのプラン設計
『ひかりクラウド スマートスタディ』では、同じ学習コンテンツを使いながら、提供方法(=コース設計)を変えることができます。
SOKOKARAでは、この特性を活かし、次の2つのプランを設計しました。

◎集合研修プラン(動画視聴型)
・動画コンテンツのみで構成(テストは別途印刷して実施)
・基本的に1アカウントを発行し、PCからモニター等に投影して利用
集合研修や勉強会など、「一斉に学ぶ」シーンに適した活用方法です。
◎モバイル型個別学習プラン(動画+テスト)
・動画とテストを組み合わせたコース設計
・受講者ごとに個別アカウントを発行
・スマートフォンから、いつでも・どこでも受講可能
・修了証認定や管理者による学習履歴確認に対応
個別学習を前提とし、教育の定着や進捗管理を重視したい場合に有効な設計です。
※これらのプランは、清掃業向け・サービス業向けなど、同じ『ひかりクラウド スマートスタディ』基盤の中で横展開しています。
『ひかりクラウド スマートスタディ』で実現できる具体的な活用方法
ここからは、『ひかりクラウド スマートスタディ』の機能を「SOKOKARAではどう使ったか」+「他にもどう応用できるか」という視点で整理してご紹介します。
前半で触れた内容と重複しないよう、この章では サービス設計・運用を支える“仕組み”そのもの にフォーカスします。
■学習の流れをコントロールできる「セクション」と「開始条件」
『ひかりクラウド スマートスタディ』では、コース内を「セクション」で分け、さらに各コンテンツに「開始条件」を設定できます。
これにより、
・指定した動画をすべて視聴完了したらテストが受講可能
・セクション内の動画・テストをすべて完了したら次へ進める
・すべての動画・テスト完了後に最終テストを受講可能
といった 学習の順序や到達条件を細かく設計できます。
SOKOKARAでは、「動画を見る→理解度を確認する → 次へ進む」という流れをシステム側で自然に作ることで、学習が形だけで終わらない設計を実現しました。
■メールアドレス不要。現場に合わせたログイン設計

『ひかりクラウド スマートスタディ』は、メールアドレスを持たない方でも、IDとパスワードでログイン可能です。
清掃業やサービス業などの現場では、
・個人のメールアドレスを付与していない
・会社メールを日常的に使わない
といったケースも少なくありません。
こうした現場事情に合わせて、無理のないアカウント運用ができる点は、LMSを継続利用するうえで非常に重要なポイントです。
■アカウントの「稼働/休止」を柔軟に管理

アカウントには「稼働/休止」の設定があり、あらかじめ予約して切り替えることも可能です。
・一定期間だけ受講させたい
・研修期間が終わったら自動で停止したい
といった運用も、管理負荷を増やさずに行えます。
■社内研修だけじゃない。『ひかりクラウド スマートスタディ』の活用シーン

『ひかりクラウド スマートスタディ』は、社内向け研修はもちろん、
・社外向け教育サービス
・個人向けのオンラインコース提供
など、幅広い用途に対応できるLMSです。
実際の活用イメージは、『ひかりクラウド スマートスタディ』公式サイトでも紹介されています。
https://l-cloud.jp/
SOKOKARAは、その数ある使い方のひとつにすぎません。
まとめ:なぜ『ひかりクラウド スマートスタディ』を選んだのか

私たちは、
・課金形態が現実的であること
・教育サービスに必要な機能が一通りそろっていること
・初めてのLMS運用でも使いやすいこと
・価格面で無理なく継続できること
といった理由から、複数のLMSを比較したうえで『ひかりクラウド スマートスタディ』を選びました。
特に、個人のメールアドレスが不要でアカウント作成できる点、課金対象となるアカウントの稼働状態を管理できる点は、現場スタッフが多い業界にとって大きな決め手でした。
『ひかりクラウド スマートスタディ』は、「教育を仕組み化したいけれど、何から始めればいいかわからない」そんな方にとって、現実的で始めやすい選択肢のひとつだと感じています。
