社会保険労務士法人はた楽様|「労務管理の実践ノウハウをまとめたオンライン教育プログラム」の動画教材制作をご支援

「労務管理の実践ノウハウをまとめたオンライン教育プログラム」の動画教材制作をご支援いたしました

株式会社冒険の旅(弊社関連会社)の事例

2023年5月1日より、弊社関連会社である株式会社冒険の旅の「多様性ある方の就労支援事業」を引継いで運営しております。今後も、より多くの方が輝く場を創るための事業に努めてまいります。本プロジェクト事例は株式会社冒険の旅として実施しておりました。


■お客様 

 ・社会保険労務士法人はた楽様

 

■協働メンバー 

 ・株式会社カムラック

 ・株式会社冒険の旅(竹森 広光、勅使川原 寛子)


ITを活用し、中小企業労務の「効率化」「健全化」「収益化」の実現を目指す「社会保険労務士法人はた楽(以下、はた楽)様」による、労務管理の実践ノウハウをまとめたオンライン教育プログラム「はた楽 労務ベーシックコース」の動画教材の制作からシステム登録までをご支援しました。

 

今回のプログラムは社労士試験用の知識の詰め込みではなく、社労士の業務や新しい労務管理の方法などに特化した、現場で使える実践的な内容です。社労士を目指す方や社労士として働き始めた方に向けてご提供を開始しました。ITを含めた最新の労務管理も学べるため、ベテラン社労士さんの業務のアップデートとしてもご活用いただける内容です。

 

はた楽様では経営者や総務のご担当の方とお話しする機会が多く、「専門的な知識を大まかに理解した上で、社労士さんとお話したい」というご要望をお聞きすることがあるそうです。そのため、実践的な内容をわかりやすい動画教材としてご提供することで、そのようなご要望にも対応していきたいと考えています。

 

動画教材は内容ごとに整理して1本あたりの時間を短くすることで、視聴しやすく続けやすいプログラムを目指しました。必要な時に、必要な内容を、好きな場所でご覧いただけるため、経営者や総務のご担当の方にもご利用いただきやすい内容です。動画教材の内容ごとにテスト問題をご用意しているため、定着度を確認しながら学習を進めることができます。

 

今回のプロジェクトは、障害者就労継続支援A型事業所の「株式会社カムラック」さんと協働で行いました。

 


■動画教材のイメージ

 

今回ご一緒した方々

■社会保険労務士法人はた楽

クラウドを活用した労務アウトソーシング&助成金申請に強みを持つ社会保険労務士法人。代表社員の佐藤 東様は、大学在学中に社会保険労務士資格を取得し、その後13年以上に亘り「人事コンサルタント」としての業務経験を通じ、常に中小企業の人事・労務領域に携わる。


■株式会社カムラック

障害者就労継続支援A型事業所。障がい者の雇用の場を増やし、自立を支援する。
【今回の役割】動画の制作・編集、eラーニングの動画の登録、テスト問題の登録

 

■株式会社冒険の旅

【今回の役割】進行管理、企画、制作物のクオリティ管理、原稿や動画構成の確認、動画の制作・編集

 

 

 

高品質な動画教材をつくる。リモートを活用した私たちのしくみ

株式会社冒険の旅では、「スキルを獲得する途中の方々(働くチーム)」と「プロ人材(先輩チーム)」がリモートワークで協働し、ONEチームで制作に取り組んでいます。

 

今回協働していただいた株式会社カムラックの利用者のお二人には、プロ人材がつくった「動画教材の編集方針」をもとにした動画の編集と、完成した動画教材をeラーニングシステムに登録する作業を担当していただきました。動画の編集にはAdobe Premiere Proのソフト、システム登録には既存eラーニングシステムAirCourseを利用しました。

 

動画編集では、「編集方針」だけでは伝えきれない細かな表現方法の確定と統一のために、最初にご提出いただいた動画に対して、オープニングやエンディングのタイミングなど、丁寧にフィードバックを行いました。具体的な制作物をもとにイメージを共有することで、互いの認識の齟齬を解消しスムーズな進行を目指しました。

 

制作中の動画や素材はクラウド上で管理し、オンラインでも常に進行状況を把握できる体制を整えています。また、チャットを活用し、動画制作のトラブルやシステム登録に関する疑問など、スピーディーな課題解決につとめました。

 

 

 

こだわりは「学習のしやすさ」&「飽きずに視聴できる工夫」。高品質な動画教材をつくるための「編集方針」とは?

 

■動画教材の編集方針

 

プロ人材が作成する「動画教材の編集方針」は、高品質な動画教材をつくるための最大のポイントです。また、複数人で制作する際の統一感の確保や作業効率アップも実現しています。具体的には、複雑なソフトやツールの使い方手順、文字の大きさ、画面サイズ、音の大きさ、声とBGMとのバランスなどの具体的な編集指示がまとめてあります。

 

今回の動画教材は「労務管理」に関する内容のため、複雑で難しい表現も多い印象でした。そこで、受講者目線で「学習のしやすさ」にこだわり、「飽きずに視聴できる工夫」を凝らしました。

 

講師の声は聞き取りやすい音量なのか、タブレットやPCなどの学習方法を考慮した画面の見やすさが確保されているかなど、受講者目線で、学習のしやすさを考慮して編集方針を決めました。また、最後まで飽きずに視聴していただくために、動画の適切な長さの設定、雰囲気づくりのためのBGMの選定なども行っています。

 

最後までじっくりと視聴していただき、知識が定着する動画教材を制作することで、受講者の方にもお客様にも喜んでいただけるクオリティを目指しました。

 

 

 

株式会社カムラックさんへのインタビュー 

~今回の協働を通して~

 

 

動画制作の業務は、株式会社カムラックの利用者のお二人に担当していただきました。Adobe Premiere Proの操作も含めてメンバー同士でスキルを共有し、互いにスキルを高めながら業務を進めてくださいました。

 

一本目の動画制作を振り返って語ってくださったのは、メンバーと情報を共有することの大切さです。メンバー同士で認識の相違があり、一本目の動画制作には想定よりも時間がかかってしまったそうですが、その後の作業は驚くほどスムーズだったそうです。最初にメンバー同士で意見を出し合い、相談したことで、一人では気づかなかった疑問が生まれ、より深くまで理解できたおかげだと話してくださいました。

 

最後に、今後目指すことについてお聞きしました。「今回のように編集方針を軸として正確なお仕事をすることからさらに一歩踏み込み、『よりよいものをつくる』という視点で意見を交わしながらお仕事に取り組みたい」そう話してくださいました。

 

インタビューでは自分の意志を丁寧に、そして堂々とお話してくださる様子が印象的でした。こういった意志を持った方々がスキルアップして、活躍できるようなしくみづくりを目指し、今後も取り組んでいきます。

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