発行書籍情報『がんなのに、しあわせ ーどんなときも、自由に、自分らしく生きる』(著:水戸部ゆうこ)

『がんなのに、しあわせ ーどんなときも、自由に、自分らしく生きる』

著:水戸部ゆうこ

発行日:2023/04/17
著者:水戸部ゆうこ

価格:印刷書籍版 1,650円(税込)

ページ数:214ページ

ISBN:978-4-909288-88-2

 

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書籍内容

■肺がんステージ4の告知。それでも、少しの勇気で、人生は楽しめる。

わたしから伝えたい、あなたへのメッセージ。

 

2018年、44歳で肺がんステージ4の診断を受けた著者とその家族は、治療も手術もできないという厳しい現実に直面しました。絶望の中で少しずつ希望を見つけ出し、「人の役に立ちたい」「働きたい」という思いから、秋葉原社会保険労務士法人にがん罹患者として就職。面接の場では、「最後の日まで働き続けたい」そして「働き続けてほしい」という約束を交わしました。働くことや、同じように闘病する人々との出会いを通して生きがいを取り戻した著者は、「支えられる側から支える側へ」と変化していきます。がん患者のコミュニティをつくるなど、さまざまな活動にも取り組み始めました。本書は、秋葉原社会保険労務士法人のWebサイト内で著者が綴ったブログと、個人的に想いを書き溜めたnote記事をまとめたものです。

 

本書は、次のような方にぜひ読んでいただきたい一冊です。

・がんや病気と闘っている方

・病気を抱える家族を支えている方

・患者や障害者などの雇用を考えている企業

・患者の気持ちをより理解したいと考えている医療関係者の方


■「はじめに」より(抜粋)

 

この本に病気の様子やわたしの想いをありのままに書いてしまうと、近しいみなさんに心配させてしまうのが心苦しいのですが、敢えて自分の状況を公開することは、単純にがん患者への理解を広めたいという想いからです。

 

 特に子どもを抱えながら闘病する人の心理をお伝えしたい。

そして、同じような状況に陥り、がんで戸惑っている人の力になりたい。

 

(中略)今、病気を患っている方やその周りの方、何らかの事情で生きづらさを抱えている方へ。この本を通して、今度はわたし自身があなたを「支える仲間」のひとりになれることを願って、この本に想いを込めます。

 

目次

・2018年 ステージ4の診断

・がんなのに、しあわせ

・患者が生きやすい社会とは

・がん患者と、その家族

・がんをとりまく医療のこと

・わたしが取り組んでいること

・日々のこと、家族のこと

 

著者紹介

水戸部ゆうこ

1974年4月17日生まれ。東京都小平市在住。2児の母。

2018年5月、咳が止まらなくなり、検査の結果ステージ4の肺腺がんと診断される。

手術・放射線治療もおこなえず、抗がん剤治療を始めるも、がんと分かったショックから離職。

孤独や経済的不安にさいなまれ、精神腫瘍科にかかる。

自分の命に限りがあることが分かり、病気の経験を生かす生き方を目指して、がん患者への理解促進や、がん教育などに関心を寄せる。

2020年、会員となっていたキャンサーペアレンツから秋葉原社会保険労務士法人を紹介され就労。

2022年、会える距離=地域で「ささえあい(ピアサポート)」を目的とした集いの場、「地域でがんサロン~CancerおしゃべりCafe」を立ち上げる。

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