発行書籍情報『加算混合の発想 硬直思考からどう脱するか(2015年新装版)』(著:大前 研一氏)
2015-02-18
『加算混合の発想 硬直思考からどう脱するか(2015年新装版)』
著:大前 研一氏
発行日:2015/2/18
著者:大前 研一
価格:電子書籍版 880円(税込)/印刷書籍版 1,573円(税込)
ページ数:176ページ
ISBN:978-4907554170
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書籍の内容
本書では、『企業参謀』を皮切りに企業経営戦略家として評価を高めた大前氏が、経営の各論についてではなく、企業戦略に始まり「国際関係・社会問題」について、とより広く大きな問題について分析しています。
旧日本的な昇進制度・麻雀におけるボトルネック・オフィス街のレストランの効率化・オーケストラ指揮者のスリルと魅力・原子炉設計における安全性・外交交渉における謀略・友人宅に見るイギリス/日本の住宅事情…と多岐にわたるトピックを、プラトンから松尾芭蕉までを引用しながら、エッセイを思わせる筆致で分かりやすく論じます。
■新装にあたって
※本書は1980年にプレジデント社から発刊された同書をデジタル加工し、著者インタビューを追加収録した2015年新装版です。
収録される事例には古くなり検討が難しい物も含まれますが、著者が訴える「黒でも白でもない、多面的なモノの見方」の重要性はより価値を増す時代になっていると考えられます。あらゆる対立の中でいかにニュートラルにモノを捉えるか、本書を通して考えていただければ幸いです。(編集部)
目次
序文
│第Ⅰ部│ 企業戦略への適用
- 発見―成長の最大要因
- 置換―自由競争の醍醐味
- 隘路―生産性向上のカギ
- 代替―脱硬直の妙薬
- 決定―川は分けて飛べない
- 安全―原子炉から経営戦略まで
- 本業―音楽体験からの発想
│第Ⅱ部│ 国際関係への適用
- 日米貿易戦争
- 日米自動車戦争
- パラオ石油備蓄基地騒動
- 日豪関係をどうみるか
- 新工業国シンガポールの発想
│第Ⅲ部│ 社会問題への適用
- 移行計画を欠く日本の都市開発
- チープガバメント考(1)
- チープガバメント考(2)
- 「水田の価値」を問う
終章 合意の形成をめざして
著者紹介
大前 研一(おおまえ けんいち)
1943年福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号、マサチューセツ工科大学(MIT)大学院原子力工学科で博士号を取得。日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年に経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社後、本社ディレクター、日本支社長、常務会メンバー、アジア太平洋地区会長を歴任し、1994年に退社。以後も世界の大企業、国家レベルのアドバイザーとして活躍するかたわら、グローバルな視点と大胆な発想による活発な提言を続けている。現在、株式会社ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長及びビジネス・ブレークスルー大学大学院学長(2005年4月に本邦初の遠隔教育法によるMBAプログラムとして開講)。2010年4月にはビジネス・ブレークスルー大学が開校、学長に就任。日本の将来を担う人材の育成に力を注いでいる。
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