【入門編】eラーニングを開発するなら知っておきたい!3つのプロセスをご紹介

「eラーニングを作りたいけど、何から取りかかればよいのかわからない」
「eラーニングを作ることは決めたけど、具体的にどのように進めればよいのだろう」

eラーニングの開発を「3つのプロセス」にわけてご紹介します。

本記事は、そんなお悩みを抱えたeラーニング初心者の方におすすめの記事です。eラーニングの開発に向けて、ご自身で取り組まれている方や業務を委託する予定の方にも、ぜひ参考にしていただきたい内容です。

 

目次

eラーニングとは?
eラーニング開発の3つのプロセスとは?
プロセス① サービスを設計する
 1.企画を検討する
 2.要件を整理して制作方法を決める
 3.目的に応じて仕組みを選ぶ
プロセス② 教材を準備する
 4.目次を決める
 5.既存のサービスと資料の整理
 6.必要な素材を新たに作る
 7.編集・確認・修正
プロセス③ 運用方法を考えて、準備する
 8.講座受付から講座修了までのユーザー対応整理
 9.公開・リリース案内

 

eラーニングとは?

eラーニング(e-Learning、イーラーニング)とは、主にインターネットを利用した学習形態のことを指します。学習者・提供者双方にメリットがあることから普及が進んでいます。

 

■学習者のメリット

・本を読むより手軽で、参加しやすい

・時間や場所を問わず、好きな時に利用できる

 

■提供者のメリット

・内容を吟味して、一定の品質でサービスを届けることができる

・講師の人件費や会場費、移動費などのコストが抑えられる

・時間や場所に関係なく、多くの人に質の高い情報を伝えられる

 

eラーニング開発の3つのプロセスとは?

 

*eラーニング開発 進行イメージ

 

eラーニングの開発は、大きく3つのプロセスにわけられます。

・プロセス① サービスを設計する
・プロセス② 教材を準備する
・プロセス③ 運用方法を考えて、準備する

それぞれのプロセスは区切って進めるのではなく、並行して進めるのがおすすめです。

 

プロセス① サービスを設計する

目的を明確にして、制作方法や提供方法などのサービスを設計していきます。

1.企画を検討する

「誰に・何を・どうやって提供し、どうなってもらいたいか」eラーニングの目的を確定させます。

【ポイント】
この段階で丁寧に目的を整理しておくことが重要です。教材から運用方法まで一貫したサービスを作ることができます。

 

2.要件を整理して制作方法を決める

主な制作方法は「リアルタイム型講座」と「ストック型講座」。企画の要件を踏まえてコンテンツの提供の仕方を考え、適した制作方法を決めます。

 

■リアルタイム型講座の特徴

・受講者と講師が対話できる

・講座時間が固定される

 

■ストック型講座の特徴

・受講者はいつでも閲覧可能

・受講者は何度でも閲覧可能

・事前に資料を準備する必要がある

 

3.目的に応じて仕組みを選ぶ

目的に応じた配信・提供方法を考えます。

(例)

・自社で独自のプラットフォームを開発する

・オンラインサロンを開設する

・既存のプラットフォームを利用する

・You Tubeの配信や他メディアへの提供をする など

【ポイント】

既につながっている人(社内や既存会員など)へ提供するのか、それともeラーニングそのものが広報目的なのかによって準備事項は変わります。最適な配信・提供方法を検討しましょう。

 

プロセス② 教材を準備する

図、スライド、口頭説明などを自由に組み合わせながら、教材を作ります。これまでの対面の講義とは違った、受講生の集中力を維持させる工夫も必要です。

4.目次を決める

eラーニング全体の見通しを立て、目次を決めます。その後、それぞれの作業とそれにかかる時間を割り出し、作業の担当者を検討します。

 【ポイント】

目次を書き出すことで、作業のボリュームや制作工数を見積もることができます。作業に無理がない工数でスケジュールを作成しましょう。

 

5.既存のサービスと資料の整理

既存サービスで活用している資料や素材(テキスト・スライド資料・画像・動画・音声など)の中から、これから始めるeラーニングで使用できるものがないか確認し、整理します。

 【ポイント】

対面セミナーで使用していた投影スライド、セミナー動画などの録画データが残っている場合は、そのまま活用できないか確認してみましょう。

 

6.必要な素材を新たに作る

スライド資料、画像、動画など、必要な素材を作成します。eラーニングでは動画を利用することが多く、PowerPointで作成した静止画像をつなげたスライドショー形式の動画や、学習内容を表示しながら、講師が出てきて解説をする動画などがあります。

 【ポイント】

学習内容を振り返り、定着度を確認するために、テストを作成することもおすすめです。

 

7.編集・確認・修正

「既存サービスで活用している素材」と「新たに作成した素材」を組み合わせて編集します。素材の確認は、企画通りになっているか、eラーニングとしてふさわしい内容になっているかという視点で行い、必要に応じて修正を行います。

 【ポイント】

動画の修正作業は複数回行うため、「誰が」「どの段階で」「どのような視点で」確認をするのかを明確にして、間違いの見落としを防ぎましょう。

 

プロセス③ 運用方法を考えて、準備する

教材が完成しただけでは、eラーニングはスタートできません。講座の申込受付から終了後のユーザー対応などもしっかり検討し、準備します。

 

8.講座受付から講座修了までのユーザー対応整理

《講座開始前》

・考えられるリスク等を回避するための規約準備

・有料講座の場合には、決済方法

・参加するためにID/パスワード等の設定・通知方法

・申込み問い合わせ等の対応担当者

 

《講座開始後》

・講座受講中にエラーなどがあった際の、対応担当者

・講座をうまく進められていない受講生へのフォロー体制

 

《講座終了後》

・次講座へ案内するのか?など広報方法

 

9.公開・リリース案内

公開前に配信環境の確認を行い、正しく開始できるかテストを行います。ユーザーには、参加URLや注意点、使い方の説明をメールなどで案内します。

【ポイント】

eラーニングの開始について、自社ホームページやプレスリリースなどで発信することもおすすめです。


いかがでしたか?

本記事ではeラーニング開発の3つのプロセスについて、ポイントを交えてご紹介いたしました。最適なeラーニング開発の参考になれば幸いです。

さらに詳しい資料もご用意しておりますので、ぜひダウンロードしてご活用ください。

 

 

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