なんとなくモヤモヤしている人は、一度社長になってみてもいいかもしれない

【書籍紹介】

『今日から1年後に社長になる方法─今ある会社を継いで、想いと事業を育てる「ネクストプレナー」』著者:河本 和真

みなさんこんにちは。書籍「今日から1年後に社長になる方法」の担当編集者が、この本作りを通して感じたことをお伝えしたいと思います。

『今日から1年後に社長になる方法─今ある会社を継いで、想いと事業を育てる「ネクストプレナー」』 著者:河本 和真


これまで日本にはなかった、新しい「社長になる方法」とは

この本にはタイトルの通り、社長になる方法が書かれています。
といっても、経営のあれこれなどの難しいビジネス書ではありません。

この本で書かれている「社長になる方法」とは、会社で昇格していくことでも、起業することでもありません。これまで日本ではほとんど行われてこなかった、新しい「社長になる方法」です。

一体どんな方法なのか……。
ここでとてもシンプルにお伝えすると、今すでにある会社を買って、次の経営者となるという方法です。
サブタイトルにある「ネクストプレナー」とは、次の経営者となる人を意味しています。

会社を買うとは? 次の経営者になるとは?
経営のことはさっぱりわからない私ですが、この原稿をひと通り拝見したときには、
「もしかして、私でも社長になれるかも!」
と思ってしまったほど、誰にでも可能性があるというお話に希望を感じたのです。


これからの働き方、考えてみませんか

今の仕事は楽しいし、やりがいもある。仲間にも恵まれている。
…でも、ちょっとモヤモヤする時ってありませんか?

会社の考えと、自分の考えとはちょっと違うかも。
今の仕事は、自分にいちばん合っている仕事なのかな。
もしかして、他にもっと活躍できる場所があるかもしれない。

そんな考えが頭に浮かんだことがある方には、一度この本を手に取ってみていただきたいのです。きっと新しい考え方に出会えるはずです。
働き方、生き方の選択肢が広がるだけでも、何だかワクワクしてきますよね。

 

70歳のあなたは、どんなスキルを持っているのか

本書では、社長になる方法をお伝えするだけでなく、その背景にある日本の大きな課題についても触れられています。

例えば、「人生100年時代」をどう生き抜くかということ。

100歳まで生きられるとしたら、60歳で定年を迎えてもまだ40年の人生が残っていますよね。まだまだ働こうとしたとき、70代、80代で新たな就職先を探すことになるわけです。その時に、一つの会社でしか使えないスキル・知識しか持っていないとしたら……。
そもそも終身雇用の考え方も失われつつある今、私たちが身につけておくべきスキルとは、どんなものなのでしょうか。

また日本経済全体としては「大廃業時代」の危機も迫っているそうです。
大廃業時代とは、後継者不在によって、2025年までに約127万社が廃業を迎えるといわれている問題です。
私たち一人一人にとって、どのような影響があるのでしょうか。

本書では、社長になるならないにかかわらず、社会の一員として働く上で知っておきたい情報も詳しく解説されています。


自分の可能性を広げてみたい方におすすめ

最後に、著者の河本和真さんについて少しご紹介します。

河本さんは現在、M&Aアドバイザーとして働きながら、ある保育園の経営もされています。
本書で紹介している新しい「社長になる方法」で、日本初のネクストプレナーとして社長になった人、それが著者の河本さんです。

河本さんがネクストプレナーとなった背景には、ある悲しいエピソードがあります。詳しいお話は本書に委ねますが、河本さんご自身のさまざまな経験があったからこそ、この新しい仕組みを確かなものにすることができたのだなと感じました。

今「M&A」という言葉を使ってしまいましたが、本書では、経営や事業承継などに関する専門用語はほとんど使用していません。なぜなら私のように、予備知識がゼロの方にも安心して読み進めていただける本にしたかったからです。

「そんな働き方があるんだな」とゆるりとした気持ちで、新しい可能性のある未来を楽しんでいただけたら嬉しいです。

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